2022年10月23日日曜日

ワールドフェスタのお知らせ

 こどもたちと一緒にふたつのワールドフェスタに参加することになりました!

さいきワールドフェスタ

10月29日(土)10:00-16:00@佐伯市 さいき桜山桜ホール

「世界のお洋服屋さん」のブースを担当します。

いろいろな「お洋服(民族衣装)」を揃えてお待ちしています。

こどもたちがタブレットで国の紹介をしたり、ポスター展示などしたりする予定です。

https://sakura-hall-saiki.com/archives/event-infomation/4129


おおいたワールドフェスタ

11月5日(土)11:00~16:00@大分市 お部屋ラボ 祝祭の広場

「おなまえ屋さん」「世界のお洋服屋さん」をします。

こどもたちの言葉で来場くださる方たちのお名前を書いてプレゼントします。

https://www.city.oita.oita.jp/o017/kokusaigekan2021/gekkan2022/oitaworldfesta2022.html

どちらのワールドフェスタも、「世界」を体感する工夫たっぷりの素敵なイベントです。

ぜひ遊びに来てください。「多文化に生きるこどもネットワーク大分」のブースにもお気軽に「こんにちは」しにきてください。

お時間に余裕のある方は、スタッフ側としてお手伝いも大歓迎です♪ご連絡ください。












2022年10月22日土曜日

「国際ソロプチミスト大分」さまからの応援(寄付授与のお知らせ)

 国際ソロプチミスト大分50周年記念式典にて、多文化に生きるこどもネットワーク大分の活動に対する目録をいただきました。

国際ソロプチミストは、女性と女児のエンパワーメントを達成するために必要な教育と訓練へのアクセスを提供するグローバルな奉仕団体で、国連の総合諮問資格を持つ国際組織でもあります。

国際ソロプチミスト大分が掲げる夢プロジェクト「夢を生きる」「夢を拓く」の中でも、「質の高い教育をみんなに」「人や国の不平等をなくそう」につながる活動をしている私たち「多文化に生きるこどもネットワーク大分」を資金面で応援してくださることになりました。

いただいた寄付金は、ネットワーク会の中でも特にこどもたちのエンパワーメントに繋がる活動(多言語スピーチ会やこども会議など)に大切に使わせていただきたいと思います。

さまざまな立場の方たちがつながり、こどたちのよりよい学びの環境を創っていけたらと気持ちを新たにしています。

そして、この場をお借りして、国際ソロプチミスト大分50周年を心よりお祝いいたします。50年という長きにわたり、大分の地域社会に貢献されてきたみなさまのあたたかい心の「灯」がこれからも、地域に暮らす女性や女児を明るく照らし続けることと思います。





2022年10月21日金曜日

「母語・継承語による発表会」のお知らせ

 大分県華僑華人会 特別協賛:別府溝部学園短期大学主催 「母語・継承語による発表会」のお知らせです。

昨年は中国にルーツを持つ子どもたち中心でしたが、今年からは中国だけでなく、複言語の環境で育ってきた子たちを対象になさるそうです!

この発表会を企画・ご準備なさっている里中先生より:

「異なる文化を持つ子どもが年々に増加しています。こうした多様なバックグラウンドを持つ子どもたちにとって、日本語を修得し、日本の文化を理解するとともに、自分のルーツを知り、アイデンティティをしっかりと持つことが大切であり、母国の文化や異文化への理解と受容がとても重要です。

地域の一人ひとりが外国につながる子どもたちと手を取り合って、お互いの文化を認め合い、多様な文化的背景をもつ子どもたちと地域との交流を促していきたく存じます。」

今回の発表会は、地域の高校生及び県内多国籍の留学生や日本人学生による多言語クイズ、楽器の演奏、アジア民族ファッションショーも行われる予定だそうです。

詳しくは案内をご覧ください。そして、是非、会場に応援にいらしてください。



2022年9月17日土曜日

第13回ネットワーク会参加のお礼

 9月16日に、第13回ネットワーク会 「教えてもらおう!ムスリムのこと」 をオンライン開催しました。国内外、県内外から多くのご参加を頂き、大変有意義な時間となりました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

ザファー サイードさんから日本での経験やムスリムのことを話していただきました。サイードさんは、19歳で来日しAPUの学生として過ごし、その後も別府に在住しています。宗教について深く聞く機会があまりないのでイスラム教、ムスリム、ヒジャブについてなどの話を聞けて勉強になりました。「イスラム教は平和にするための教え」ということばが印象的でした。子ども食堂などの活動で子どもたちが幸せに過ごしていけるようにと考える姿にも感動しました。

後藤寿美枝さんからは、小学校での日本語支援について話して話していただきました。困りを解消していくまでの個人での活動、広がる周りの協力などの実践を話していただきました。出会った家族から「チャレンジするために日本に来たので、そのチャレンジを応援してください」と言われたことが心に残っているとおっしゃっていました。その後もいろんな家庭に寄り添って、活動を広げている寿美枝先生の姿勢に気持ちを新たにできました。

会の最後に、サイードさんの日本語の先生であった本田先生からの言葉に気持ちが温かくなりました。見守ってくれている方がたくさんいるのだと、異国で信頼関係を築いているサイードさんの姿から、私たちにできることは何なのかを考えることができました。

放課後タイムでは参加者の皆さんの声も聞くことができました。まだまだ時間がほしい気持ちでしたが、知らないことを知ろうとすること、相手の立場になって考えることや社会や宗教といったくくりではなく本人の気持ちに寄り添っていくことでもさらに分かり合えるのではないかと思えました。

40人を超える皆さまからの申込み、参加をいただきありがとうございました。

皆様の声

〜アンケートから抜粋〜

○食べ物の問題も、宗教にみならず、アレルギーに起因することもあるように、多様性やいろいろな背景や事情に気づき、お互いに配慮できるようになれば、もっと住みやすい社会になるのではないかと思いました。

○後藤先生の実践のお話には、自分でも取り組めるアイデアが多く、活動に還元していきたいと思います。どこまでやっても受け入れてもらえないつらさや寂しさ、憤りなど、一緒に経験させていただいたような気がして、多くの学びを得られました。

○「なぜ、ムスリムだけ?と思うかもしれないが、ムスリムを特別視しているわけではなく…」と事務局の方が最後に仰ったことは納得のいくものでした。他の宗教、民族についても、知っているつもりになっているだけかも、と自分自身振り返ろうと思います。

○子ども食堂を運営し、草の根レベルで交流を深め、信頼を築き上げようとしているサイードさんの努力に頭が下がります。

たくさんのご意見ありがとうございました。

私たち「多文化に生きるこどもネットワーク大分」はこれからもさまざまな地域、立場にあるみなさまと、よき学びの場、集いの場を作っていきたいと思います。

多文化に生きるこどもネットワーク大分

事務局一同

kodomonet.oita@gmail.com


2022年8月20日土曜日

第13回ネットワーク会のお知らせ

 連日暑さ厳しい中ですが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。この夏は大分県教育委員会主催で「外国につながる児童生徒等のための様々な研修」が行われました。それだけ県内各地に日本語指導が必要なこどもたち(海外等からの転校生)が増えており、その受入れや支援方法の工夫にがんばっておられる先生方も多いのだと思います。

大分県内でも最近は、ムスリム(イスラム教徒)のこどもたちが増えてきたと感じます。ムスリム人口は世界人口の4分の1を占めるといわれますが、食事や服装、礼拝など信仰上、日本ではまだ馴染みの少ないイスラム教のこと。今後みなさんの地域でも増えていくであろうムスリムのこどもたちのこと。一緒に学んでみませんか?

【9月ネットワーク会】

教えてもらおう!ムスリムのこと
~多様なこどもたちと共に暮らし学ぶ学校・地域づくりをめざして~
日時:9月17日(土)19:30〜21:00
開催方法:オンラインミーティングZOOM(参加無料)

ゲストスピーカー:
○ザファー・サイードさん(APU1期生で、現在パキスタンカレー店を営みながら、別府市で子育て中。こども食堂の取り組みでこどもたちの交流の場を提供)
○後藤寿美枝さん(小学校教師。ムスリムのこどもたちを受け入れた経験から、受け入れのための小冊子『ムスリムの子どもたち』を仲間と作成)

申込方法:
申込みフォームに入力  https://forms.gle/z9qxgp2Wv4AxMsNN6
または
kodomonet.oita@gmail.comに ①氏名 ②所属 ③TEL ④メアドをメールで送信

ご案内(チラシ)を添付します。お友だちや関心のある方たちへの共有にどうぞご活用ください。

みなさんと有意義な学びの時間を共有できたらうれしいです。たくさんのご参加お待ちしています。

多文化に生きるこどもネットワーク大分
事務局一同

















2022年7月22日金曜日

大学生との対話より

 コロナ感染者急増で心配な中ではありますが、多文化に生きるこどもたちはそれぞれに楽しみな夏休みを迎えていることと思います。皆さまにとっても、こどもたちにとっても有意義な時間になりますように。

さて、多文化に生きるこどもネットワーク大分の事務局は、先日、大分県立芸術文化短期大学の光野百代先生にお声かけ頂き、国際総合学科の学生のみなさんと対話の場を持つことができました。

事務局メンバーの体験談をもとに、多文化に生きるこどもたちの現状や多文化共生社会の実現に向けてのお話をさせて頂きました。その後学生さんたちのご意見も聞かせて頂きましたが、みなさんとても熱心に考え、堂々と意見を発表してくれました。これからの社会をつくる世代の方々の、誠実で前向きな姿に「未来への希望」を感じることができましたので、一部ご紹介させて頂きたいと思います。

【学生さんの感想文より】

○私が小学校の時に韓国からきたクラスメイトがいた。その時はみんなもわかりやすいように話したり身振り手振りを使って話し、ある程度の意思疎通はできていたが、やっぱり授業中やテストでは大変そうにしていた。言葉が通じない集団の中での生活は、たとえ同じくらいの歳の子どもたちの中でも孤独を感じたり、みんなが簡単に出来ることが出来ないことで劣等感を感じたりすることがあると思う。だから放課後の日本語教室はとてもいい活動だなと思った。私も参加してみたい。

○ 今日は様々な視点での国際ボランティアを知ることができ、人との繋がりの大切さも再確認できた。私は小さい頃外国の方は怖いというイメージがあった。私、そして周りの人たちも「自分とは違う存在」に抵抗があったのだと思う。その経験からも、心の根っこが育つ時期の教育は本当に大切だと考える。多様性が当たり前のこれからの社会を生きていく1人として、現時点で多様性を理解しているつもりだが、これからさらに異文化理解や多文化理解を深め、家族間・友達間そして後世にも広めていけたらなと思う。心の引っ掛かりをそのままにしない、行動力のある人になれるよう、普段から偏りのない見方で物事を捉えることを意識しようと思う。

○ 一方的に日本語を教えるのではなく、自分も相手の母国語を教えてもらうようにお互いに教えて助け合って支え合うのがどんどん広まっていったらいいなと思った。よく文化が違うからみたいな言い方を聞くけれど、その文化を否定して自分の国の文化を押し付けるのではなく、お互い育った国の文化に誇りを持って教えあってお互いに理解するのも大事なのではないかと思った。理解が増えて差別がなくなり、多文化社会で生きづらい人達が生きやすくなる事を願う。

○ 今回の授業で、多文化についてもっと多くの人が理解することが大事だなと感じた。人は一人ひとり違ってあたり前で、それを否定したり、差別をしたりするのは間違っていると私は思う。

○ 学校の多文化教育がどうあるべきか、異文化への見解をどう持つべきかという問いは、私たち国際総合学科の学生には一生ついてまわる問題だ。私には、海外に行った経験がなければ、外国人と関わる機会もそれほどなかった。だから、自分とは違う存在に対しての捉え方がまだ定まっていない。(今までの外国人へのイメージは)今思えば残酷な偏見ばかりだ。では幼い時に多文化理解の交流をしていたらどうだっただろう。今の私のような、知識ばかりが先行して何も実感と経験が伴っていない大人になってはいなかったと思う。それくらい重要な経験になると思うし、今からでも参加したいと強く思った。 

他にも素晴らしい感想をたくさん頂き、全てここに載せたい気持ちです。貴重な機会を下さった光野先生や、共に考えを巡らせてくれた学生さんたちに改めてお礼を言いたいと思います。

MLメンバーに登録して下さった学生さんも増えました。これからも立場や肩書きを超えて、誰もが平等な一市民としてつながり、みんなでより良い未来に向けて前進していけたらと思います。

【情報共有】

「全国在日外国人教育研究集会・鳥取大会」のお知らせ(歴史ある素晴らしい研究集会です)

http://www.zengaikyo.org/pdf/taikai41-youkou-1.pdf

多文化に生きるこどもネットワーク大分

事務局 

2022年7月2日土曜日

大分合同新聞「学びと言葉~日本語支援の現場から~」

 大分合同新聞の「学びと言葉~日本語支援の現場から~」という掲載をご紹介させてください。

「話せるけど理解難しく~外国ルーツの子、学習言語の壁」(6月29日朝刊掲載)

「授業理解まで長い年月~「すぐ覚える」イメージ 妨げに」(6月30日朝刊掲載)

「進路選択 サポート 課題~国内大学受験 高いハードル~」(7月1日朝刊掲載)

「グローカル人材と共存を~多様な見方を育むチャンス~」(7月2日朝刊掲載)

日本生まれであったり、日本に長く暮らす子どもたちは、「日本語でのおしゃべりが上手(生活言語ができる)」だから大丈夫、と思われることが多いと感じています。おしゃべりができることと、思考を支える言語を育てるのに必要な学習言語ができることは同義ではないということ、そうした見逃されてしまいがちな課題について、子どもたちの声を通して丁寧に伝えてくれている記事だと思います。取り上げてくださった記者の方たちにも感謝するばかりです。

「外国につながる子どもたちの学びを支える体制を教育現場でどうつくっていくか。現状と課題を探る」と書かれてあるように、どのような現状、課題があるかを知り、その解決方法をこのMLでつながるみなさんともそれぞれの立場で考えるきっかけになればと思い、記事を共有いたします。

記事の一部を抜粋いたします。

―児童・生徒への日本語指導はなぜ必要か。

  「彼らは大切な学齢期を日本で過ごす。心身共に成長過程で、思考力を育んでいる段階にある。その力を支え、知識や概念を形成し、世界を広げるために必要なのが言語。日本語教育は子どもの考える力、生きる力を育むためにある」

 「学習言語能力は論理的な考え、物事の抽象的な把握に関わっている。もともと母語が十分でない場合、両言語とも年齢相応のレベルに達しない『ダブルリミテッド』という状態に陥ることもある。既に母語で思考力を身に付けた大人が日本語を学ぶこととは根本的な違いがある」

 ―指導で心がけていること。多文化共生に向けて地域ができることは。

 「出身国で培った経験や知識を生かせるよう、学習の連続性を大切にしている。母語を大切にすることは自己肯定感を育むことにつながると感じている」

 「日本語ができない子どもを『支援の対象』として見るのではなく、地域社会にプラスの影響を与える存在と捉えてもらいたい。それぞれの文化を理解することで多様なものの見方を育むことができる。そうした子が学校に通い地域で育っていくのはすごいこと。彼らは真の『グローカル人材』。共存をチャンスと考えてほしい」

 今回の「学びと言葉」の連載で、改めて、子どもたちは年齢も背景もさまざまで、日本生まれであっても、高校に進学した後であっても、取り組むべき課題があるということを、実際の子どもたちの言葉や様子から知ることができました。そして「外国人児童生徒等教育」の表層的な課題だけでなく、深いところにスポットをあててくださったことで得られた気づきは大きかったです。

こうした「外国人児童生徒等教育」に関する事柄や課題は、子どもたちや親御さん、直接学びに関わる先生たちや学校だけが抱え、解決していくものではなく、社会全体の心持ちが変容していくことが遠回りのようで、なにより大切だと感じています。みなさんは記事を読んでどんなことを考えますか。