2025年6月2日月曜日

多言語スピーチ会 発表者募集

 「多言語スピーチ会」のご案内です。

発表してくれるこどもたちを募集します!

多文化に生きるこどもたちが、自分たちの気持ちに向き合い、気持ちに輪郭をつけ、それをことばにして誰かに伝える、そんな機会になればと思います。今年で5回目になるスピーチ会、毎年こどもたちそれぞれの気持ちやことばに、たくさんの感動、気づきをもらっています。こどもたちの放つことばが、ホスト社会やこどもたちの教育環境をよりよく変容させていくことにつながればと思います。

第5回多言語スピーチ会 ~自分のことばで自分の気持ちを伝えよう~

2025年8月31日(日)13:00~16:00

対象者:大分に暮らす/暮らしていた多文化に生きるこどもたち

発表方法:対面(別府市)/オンライン/動画

テーマ:自分のことばで自分の気持ちが伝えられる内容

言語:どんな言語でも構いません。いろんな言語を混ぜての発表も大歓迎です。

発表者申し込みフォーム

https://forms.gle/9v4nfJLX3kdGctrs5

(締め切り7月6日)

※7月6日(日)19:00~、発表希望者とサポーターにオンラインで説明会をします。

こどもたちのそばにいるみなさま、「その気持ち、届けてみない?」「チャレンジしてみない?」「日本語でも、母国語でも、どっちでもいいよ!」など、気になるあの子、大切なあの子に声をかけてくださいませんか。スピーチ会に出るためにはこどもだけの力ではむずかしいです。申し込みやスピーチの準備、当日の参加まで、そばにいるみなさんの伴走が必要です。

こども実行委員会も募集しています。例えば、スピーチをするのはできないと思っている子たち、スピーチ会をつくっていく側をやってみたい子たち、そっと背中をおしてあげてください。

たくさんのこどもたちの参加、お待ちしています(^^)


2025年6月1日日曜日

おかあさん・おとうさんのための日本語教室

 おかあさん・おとうさん向けの、無料の日本語教室のお知らせです!

お知り合いの方で、日本語を学びたい方がいらしたら、シェアお願いいたします。

お申込みはこちらまで

https://forms.office.com/r/3Bxb2MP79h

Let’s enjoy learning Japanese together! 
いっしょに日本語(にほんご)を勉強(べんきょう)しませんか。
This class is for:  
このクラスは
Moms and dads of elementary, junior high, high school, or university students
小学生(しょうがくせい)・中学生(ちゅうがくせい)・高校生(こうこうせい)・大学生(だいがくせい)のおかあさん、おとうさん
People who are just starting to learn Japanese
これから日本語(にほんご)の勉強(べんきょう)をはじめる人
People who want to improve their Japanese
もっと日本語(にほんご)が上手(じょうず)になりたい人
People who want to make friends who speak Japanese
日本語(にほんご)を話(はな)す友(とも)だちがほしい人

🕒 When: Every Wednesday,  Starting from June 25
いつ?: 1:00 PM – 3:00 PM  毎週(まいしゅう) 水曜日(すいようび) 13:00-15:00
6月25日からはじまります
📍 Where: APU PLAZA OITA    https://maps.app.goo.gl/5LCyN6FojjKujJMr7
どこで?:  APUプラザ大分 (別府市京町11-8)
💰 Fee: Free!
いくら?:“ただ” 無料(むりょう)
👶 Beginners welcome  日本語(にほんご)をはじめて勉強(べんきょう)する人もだいじょうぶ
🧸 You can bring your children  こどもさんといっしょに来(き)てもいいです
🎓 APU Japanese teachers and APU students will help you with your Japanese
 APUの日本語(にほんご)の先生(せんせい)や学生(がくせい)たちといっしょに勉強(べんきょう)しましょう

😊 Let’s have fun studying together!

📱 How to join:

You can register by using the URL or QR code.
  下(した)のURL または QRコードでもうしこんでください。
https://forms.office.com/r/3Bxb2MP79h

Or just come directly to the class at APU PLAZA OITA on Wednesdays!
または 水曜日(すいようび)のクラスの時間(じかん)に、直接(ちょくせつ)、APUプラザ大分(おおいた)に来(き)てください。
Contact 連絡先(れんらくさき): 


2025年5月31日土曜日

ネットワーク会の報告とお礼

 先週5月24日(土)にzoom(オンライン)で第21回ネットワーク会「台湾の取り組みに学び、多文化共生のまちづくりに活かそう!~外国人住民のエンパワメントを促す活動~」を開催いたしました。

 今回は初めて海外とオンラインでつなぎ、国際NGOであるYWCA(Young Women’s Christian Association)で10数年にわたりご活躍されている洪正芬さんから、台湾での「外国人住民のエンパワメントを促す取り組み」について、日本語の通訳を交えながらお話をうかがいました。当日は、20名を超える方がご参加くださり、お話を聞いた後は小グループでのディスカッションを行いました。その後の全体での意見交換では、時間いっぱいまでそれぞれの立場からの貴重なご意見やコメントをいただきました。 ご意見・ご感想をくださったみなさま、ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
 今回ネットワーク会でいただいたご意見につきましては、いくつかPadletにも集約していますのでぜひご覧ください。
【リンク→】
 https://padlet.com/tabunkakodomonokotoba/padlet-exaffpf0mhdgie2w

 事務局メンバーの仲由布子さんが滞在している台湾では、台湾政府より委託を受けたYWCAが、1997年7月より「新住民」(台湾の方との国際結婚を機に台湾に定住した人々)への支援を始めました。新住民への支援は①家庭支援、②活動支援、③就労支援など多岐にわたっています。とりわけ、新住民のエンパワメントを促す「活動支援」は、どの年齢でも参加できる企画となっており、人生の各ステージでステップアップができるよう活動が設定されています。
 
 自分の文化を台湾の人々に紹介したくても、なかなかそういった機会が無いという人には、学校や政府のアクティビティの中で新住民が先生として活躍できる機会を設けたり、文化紹介の方法や仕方が分からずに不安を抱える人に対しては、どうやって文化紹介をすればいいのかという教え方も支援しているとのことでした。
 
 母国ではない台湾で生活する新住民はストレスを抱えており、普段は自分のことを考える余裕もないので、新住民が先生となり自分の文化を紹介するという活動を行うことによって、台湾の方々に自分の文化を紹介するだけでなく、新住民が人々とのコミュニケーションを取り、関係性も近くすることができ、また新住民同士も交流を通して、互いに困っていることなどを話しながら、少しずつ問題を解決することができるようになっていくとのことでした。

 こどもたちについては、2023年に6.8%の生徒が新住民のこどもであり、クラス単価で見ると平均1人か2人は新住民のこどもが在籍しています。新住民のこどもたちは、都心より地方に多いですが、地方ではサポートが少ないので、彼らにはさらなる支援が必要であろうとのことでした。参加者のみなさんが最も興味を示したのは母語教育でした。2019年度にインドネシア語やタイ語など東南アジア7か国の言語が母語教育のカリキュラムに組み込まれ、新住民の子どもたちは自分の母語を学校で勉強できるようになりました。

 台湾で生まれたこどもたちの中には、自分の親が台湾語が上手ではないために、親の存在を恥ずかしいと感じている子供たちも少なくないそうです。YWCAでは、こうしたこどもに気づいたときには、こどもたちへ「言語の側面だけでなく他の能力や知識があるのだ」ということを見せたりしているそうです。しかしながら、中学生のこどもたちにそれを理解させるのは難しいとのことでした
 こうした問題は、台湾だけでなく日本国内外でもよく見聞きします。こどもたちが言語ができない親を恥ずかしいと思ってしまわないよう、日本でも外国人住民のエンパワメントを促し活躍できる場をわたしたちも社会の中でつくっていかなければと思いました。

 ぜひ、また機会があれば、他の国や地域、各地の取り組みなどをみなさんと一緒に知ることができればいいなと思いました。

 【参加者からのご感想(一部)】

 〇支えられるだけでなく支える人に。ボランティアに頼るだけでなく国がお金をだして委託しているところが良いと思いました。

 〇日頃聴けない内容のお話でした。国が支援しているという点が素晴らしいと思った。里中先生の「ボランティアで続けるのには限界がある。」というお話も,すごく納得できました。

〇 「支援される、支援する」だけではなく、お互いが当事者として活動できている点、それを自信を持って提供できている団体の状況を知ることができたこと。  

〇台湾の新住民を地域でサポートしていこうとする気もちが,台湾の方々の温かさだと感じました。その気持ちを私も今後に活かしたいです!
 
 台湾の取り組みのように、わたしたちも支援する側と支援される側ということでなく、一人ひとりが活躍できる住みやすいまちづくりのために活動できればいいですね♡これからも、みんなが笑顔で暮すことができるよう、みなさんと一緒に考え、未来のためにできることは何か?今後もみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

 多文化に生きるこどもネットワーク大分
 事務局一同 お礼の気持ちを込めて

2025年4月26日土曜日

【多文化に生きるこどもネットワーク大分】第21回ネットワーク会「台湾の取り組みに学び、 多文化共生のまちづくりに活かそう!~外国人住民のエンパワメントを促す活動~」のご案内

 春の心地よい天気が続き、外出の多くなるこの頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年初めてのネットワーク会へのお誘いです。多文化に生きるこどもネットワーク大分は6月に発足6周年を迎えます。今回は新たな取り組みとして、海外からゲストをお招きして、台湾における外国人住民向けの支援についてお話いただきます。お話の後は、その日の学びをみなさまと一緒に共有し合えたらと思っています。耳だけのご参加の方も大歓迎です~

第21回のネットワーク会
【テーマ】台湾の取り組みに学び、多文化共生のまちづくりに活かそう!
~外国人住民のエンパワメントを促す活動~
【日程】2025年5月24日(土)19:00〜20:30
【開催方法】オンライン(Zoom)配信
【ゲスト】YWCA台湾 ソーシャルワーカー 洪 正芬さん
【内容】
・ゲストのお話 (日本語通訳有り)
・質疑応答
・グループトーク
・全体共有
詳細については、添付ポスターをご参照ください。

【申込み】締め切り:5月17日(土)
方法①:下記リンクまたはチラシのQRコードから申し込みください。
https://forms.gle/CvruVM81V1NiYBKG8

方法②:kodomonet.oita@gmail.comにメールで申し込み
(➀氏名、➁所属、➂TEL、➃メールアドレスを記載ください)

*申し込みをされた方に、後日Zoom IDをメールでお知らせします。

ご質問やご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ゲストの洪さんは日本における外国人住民向け支援についても学びたいそうです。
色々な場所でご活躍のみなさまのご参加を心待ちにしています!!!

多文化に生きるこどもネットワーク大分
事務局一同
kodomonet.oita@gmail.com
https://kodomonet-oita.blogspot.com




2025年3月31日月曜日

夜間中学設置について

 来春、大分県で初めて夜間中学が開校します。そこで、多文化に生きるこどものことば研究会(5月9日)では、大分県夜間中学設置支援委員会メンバーの村上久美さんに話題提供していただきます。是非ご参加ください。

多文化に生きるこどものことば研究会 5月の会
5月9日(金)20:00-21:00 ※第2金曜です。
「大分県立夜間中学について」
大分県立夜間中学設置支援委員会メンバーの村上久美さんに話題提供していただきます。
令和8年4月に大分県で初めて夜間中学が開校します。そこでの学びやあり方について意見を交わし合えたらと思います。

夜間中学シンポジウム 6月3日(火)13:00~16:00
夜間中学における学びと大分県立夜間中学への期待について一緒に考える会の参加者を募集中です。/締め切り5月27日(詳しくは添付のチラシで)

大分県立夜間中学の「校名」募集(3月24日~5月9日)
夢や希望を感じられる、地域で愛される学校になるよう、校名を募集中です。
(詳しくは添付のチラシで)




2025年3月10日月曜日

子どもの日本語教育研究会 パネルディスカッション

 子どもの日本語教育研究会第10回大会、公募パネルディスカッションに参加させてもらいました。

https://kodomo-no-nihongo.com/2025/03/1181/

子どもたちを取り巻く日本語教育現場を変えたい

~九州・沖縄3県における行政との連携・体制構築の今とこれから~

大分からは、三宅指導主事(大分県教育委員会)・多文化に生きるこどもネットワーク事務局立山愛とふたりで発表しました。つながりを大切に、大分に暮らすこどもたちのよりよい教育環境をつくっていけたらという思いです。

【本パネルの趣旨】

外国人児童生徒等の教育を担う教員には、「捉える力」「育む力」「つなぐ力」「変える/変わる力」の4つの力が求められている(齋藤他2020による「豆の木モデル」(資質・能力モデル)参照)。特に「つなぐ力」と「変える/変わる力」は、学校内外の多様な関係者と連携し、支援体制を構築する上で不可欠な要素である。しかし、実際の教育現場においては、支援員・指導員・教員らが子どもたちの近くで関わりながらも、校内を越えた市や県の行政機関との接点を見出し、各自が有する「つなぐ力」「変える/変わる力」を発揮することは容易ではない。現状においては、連携体制を構築する前段階として、限られた指導時間やリソースの不足、研修機会の欠如といった教育環境における数多くの課題に直面しながら、日々子どもたちの教育に尽力している状況である。

本パネルでは、宮崎県、沖縄県、大分県の事例をもとに、教育現場における課題がどのように支援体制の構築に結びついたのか、また現在どのような支援体制が構築されつつあるのかについて報告する。特に、行政との「つなぐ力」に焦点を当て、3県の取り組みを通じて、教育現場における体制整備の課題とその解決策について、参加者自身の「変える/変わる力」を考える機会を提供することを目的とする。

【大分県】

大分県は、「大分県在住外国人に関する学校教育指導方針」を策定し、外国人児童生徒等教育の充実、体制確立、研修推進、地域連携に努めることを提言している。県教委は、その指針を学校現場に届けることを目的に、人権教育・部落差別解消推進課が中心となって『大分県帰国・外国人児童生徒受入れマニュアル』を策定し、これに基づき「日本語指導ステップアップ事業」を展開中である。また、高等学校日本語指導担当者連絡協議会および県内高等学校帰国・外国人生徒等交流会を開催し、日本語学習や進路について学校を超えて交流する機会を作っている。本パネルでは、県教委による事業の実施体制の概要、および特徴的な取り組みとして「日本語指導アドバイザー派遣事業」、大学および民間ネットワークとの連携「多文化こどもあしながプロジェクト(日本語学習用教科書無償提供)」、「多言語スピーチ会」、県教委主催の研修から発足した「多文化に生きるこどものことば研究会」について報告する。また、こうした取り組みを通して全県システムおよび関係性構築に取り組んでいるプロセスについて報告する。

当日、多文化に生きるこどもネットワーク大分からの資料を一部紹介します。








2024年10月27日日曜日

おおいた国際交流プラザ 広報誌

 大分県には、「大分県外国人総合相談センター/おおいた国際交流プラザ」があります。

大分県民の国際理解、交流促進を図ることを目的に設立され、県内の国際に関する情報の発信基地です。

https://www.oitaplaza.jp/japanese/

多文化に生きるこどもネットワーク大分も、大分県にある国際交流に携わる団体として、お世話になっています。ネットワーク会の会場としてスペースお借りしたり、情報共有したり、県の会議につないでもらったりしています。この秋の広報誌で私たちの会のことを紹介してくれました!オール大分で、多文化に生きるこどもたちのよりよい環境づくりに貢献していけたらと思います。

https://www.oitaplaza.jp/japanese/wp-content/uploads/2024/10/af60b32ede391aee1b1426311e7a2a4c.pdf